【32】構築の種類

突然だが皆はデッキを組むときに何考えているだろうか?

もしくはデッキを調整するときにどのように調整するだろうか?

全ての対面にフリを作らないように?

もしくは特定のデッキに有利がつくように特化して?

あるいは自分のデッキがガン回った時に最大出力が出るように?

 

ぱっと見全部悪くない。

それぞれのメリット、デメリットはどうなっているだろうか?

確認していこう。

 

体面構築

特定の相手に極端な不利を作らない。極端な不利を作らないというのは先攻後攻や使い手の熟練度がゲームの勝敗に介入するということである。当然全ての対面に対して極力不利なマッチアップを作らないというのは理想論で無数にデッキタイプが存在するこのゲームでは不可能に近い。しかし少しでも近づけることはできる。

全てに5割以上勝てるを目指す構築だが、正確に見定められないと全てのデッキに5割以上負けるデッキになってしまう。

メリット

  • プレイングの影響が出やすい。
  • ゲームにならない試合が少ない。

デメリット

  • プレイングの影響が出やすい。
  • 構築も非常にシビアで本来有利な相手でも微不利まで相性差が落ちることもよくある。

 

割り切り特化構築

特定の相手への勝率やエッジを出す様な構築。元々の有利対面に加えて狙った相手との相性さを自分に有利に傾けることができる。反面、他の対面のことはあまりケアできないので割り切りとなってしまう。

メリット

  • 環境が読めていれば母数上位のデッキに対して有利な構築を組める。

デメリット

  • トーナメント中に不利対面と当たると勝つのは難しい。

 

上振れ構築

自分のデッキのアタックのエッジをフルに出す構築。特定の相手への調整を行うよりはデッキをフルパワーにしてブン回りを狙う構築。

メリット

  • ブン回りやすいようにデッキを組むので自分のアタックに安定感や上振れが出やすい。
  • デッキの出力を上げればいいだけなので特に対面を読んだり調整も必要ないので比較的初心者向け。

デメリット

  • 元々のデッキパワーが弱いとブン回りしても普通に負ける。
  • 少ない枠で有利を取れるかもしれない可能性を捨てる。
  • 思わぬメタカードで機能停止する。

 

こうしてみると

プレイングに自信があるなら対面構築

環境よみに自信があるなら割り切り特化構築

に寄せるのが正解か。

もし初心者、もしくは自分のデッキへの理解がまだ深くなければデッキを学ぶ上でも上振れフルパワー構築で練習するのがいいだろう。

 

一般的にデッキが強ければ調整の必要はなくなるので、上振れ構築になりやすい。上振れ構築と書いているがフルパワーということは1番スタンダードな構築ということだ。そこから勝てない相手への調整をするか特定の相手への勝率を上乗せする調整をするかの派生になる。

対面構築がコントロール

割り切り特化がミッドレンジ

上振れ構築がオールイン

にそれぞれ向いている。

 

デッキを選択した後にも調整作業が残っている。デッキを磨く作業はとても楽しい。全ては取れないので取捨選択するもどかしさがある。トーナメントで使われるのは主に割り切り特化だが、腕に自信があれば対面構築にも挑戦していきたい。