デッキ選択において2つのやり方があることに気が付いた。
ベター思考とベスト思考だ。
ベター思考のデッキ選択
例えば3つデッキを持っていれば、その中でどれを選べばより高い勝率を得られるか。
その中でなにが1番優れているのか。
そういう基準で選ぶのがベター思考のデッキ選択である
ベター思考は比較実験型の思考
2つのデッキを比較する場合を考える。
ベター思考ではどちらが環境に対してより有利に働くか、高い勝率を上げられるかを実験してデータを積み上げて比較する。
実際に実験、試合を繰り返し行えばどちらのデッキが優れているかを裏付ける証拠が集まってくる。
どちらが強いかの結論が出れば、また新しい比較対象を持ってきて比較する。これを繰り返すことでより環境に有利なデッキ選択を行える。
ベター思考の弱点
一つは時間がかかりやすいこと。2つの比較を行うだけでもかなり時間がかかる上に、無数にデッキタイプは存在するために実験の終わりは見えない。下から上へ確実に積み上げていくスタイルなので本当に強いデッキにたどり着くために一通りを経験する必要がある。
ベスト思考のデッキ選択
経験、直感。そういった類のものからこれがベストだと環境を読み切った上で結論を直接出す。
これがベスト思考のデッキ選択である。
ベスト思考は仮説検証型
ベスト思考はこれが1番強いという仮説を立てることから始まる。
墓地利用が流行っていれば、墓地メタを自然に積み込めるデッキが強いのでおそらくこれが1番強いデッキだろうといった仮説が立つ。
ベストであろうデッキが仮説として決まったら今度は反証を探していく。
このデッキは墓地利用に強いと思われていたが実は勝率的には負け越している。
実際に回してみて肌感覚でこれがベストなのかどうかを考えてみるなど。
こういった反証となり得るものを検証して、反証がほとんどなければ仮説が真実味を帯びていく。
下から地道に積み上げていくスタイルのベター思考のデッキ選択と違い、センターピンの狙いを定めてそれが正しいかどうかを直接検証するベスト思考はベター思考と違い一発で正解を引く確率が高い。
ベスト思考の弱点
まず仮説が検討外れな場合があること。
特に経験や環境理解が浅い場合にはいきなりセンターピンを当てることはほぼ不可能である。
そして反証を探すこともまた難しい。
ベストだと仮説を立てたデッキが実は全くベストではなく、経験が足りないので反証をあげることができずに大会に持ち込む。
よくある失敗パターン。
ハイブリッド思考
ベスト思考とベター思考を組み合わせる。
まずベストだと思うデッキを複数選ぶ。
選んだ最強候補同士を比較していけば仮説の中で1番強いデッキを選ぶことができるだろう。
今日のpv
2000超えますた。
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