【29】なんとなく回してしまう

dmの一戦は重い。

一戦やるのにそれなりの時間がかかるし、対戦ゲームは練習の相手がいないとできない。

大会に頼れば一緒にプレイする相手を見つける必要はないが、大会は待ち時間が発生する。そして試合数はそこまではない。

結局デジタルカードと違って好きな時間に好きなだけ回すというのは基本的に不可能だ。

だからこそ一戦一線をこだわる必要がある。

 

なんとなく回してはいけない。

まずその1ゲームにどんな意味があるのか、何を得るためのゲームなのかを意識する。

もちろん練習と本番は違う。

本番はいかにミスをしないかが求められる。本番中に得られるものもあるかもしれないが、それは敗着が決まってから、もしくは想像の中、可能性があった場合にこうするというシミュレーションの中での経験にすぎない。今その時に生かせるものを得るというのはできない。

練習は本番と違いミスすることは許される。ミスしないことよりも学習して次に活かせるかが重要視される。

 

ゲームをする以上は何かを学習しようと思ってプレイするべきだ。

もし今あなたがそのマッチアップで得られるものがないと感じているのであればそのマッチアップの練習は今すぐやめるべきだ。

学ぶべきものがないと感じているマッチアップの対戦で偶然学べるものがあるかもしれない。だが大体はレアケース、起きる可能性の少ないもので他の練習していないマッチアップよりも優先されるものではない。

 

メモを取るべきだ。

人間は忘れる生き物だ。なにを学ぼうとしているのかが曖昧になる。学んだものが右から左へと抜けていく。

メモはいつでも読み返すことができる。そして他人に伝えることができる。例え100%伝わらなかったとしても非常に価値の高いものだ。

 

なにかしら1つでいいから目的を持って回して検証することが時間を無題にしない学習方法だ。

デッキの中の優先すべきカード、不要なカードをマッチアップごとに評価でもいい。相手との有利不利の割合を求めてもいい。

 

とにかくなんでもいいから1ゲームごとに何かを学び記録する癖をつける。これが練習会で多くを得るコツだと思う。